セットアップして、日々の業務にも使えるようになって——次は「Claude Codeでブログを書いてみたい」と思った非エンジニアの方へ。
このブログ「シクミノタネ」も、Claude Codeで運営しています。走り書きを書いて、リライトしてもらい、SEO監査までAIに任せて、以前は1本に2-3時間かかっていたのが、朝30分で公開できるようになりました。
ただ、最初からスムーズに回せていたわけではありません。「結局自分で全部書き直した」とか、「リライトされたら自分の声じゃなくなった」とか、何度か壁にぶつかりました。
この記事では、その試行錯誤を経て今落ち着いている、Claude Codeを使ったブログ執筆のワークフローを5ステップでそのまま公開します。
前回までの記事「Claude Code 始め方|30分セットアップ全手順」「Claude Code 使い方|非エンジニアが朝30分でやる5つのこと」を読んでから戻ってきていただくと、より具体的にイメージできると思います。
Claude Codeでブログを書きたいけれど一歩が出ない方へ
こんなことで困っていませんか。
- Claude Codeを導入したものの、ブログ執筆にどう使えばいいかピンとこない
- AIに書かせると、自分の言葉じゃなくなって読者に伝わらない気がする
- 結局自分で全部書き直すことになりそうで、効率化のイメージが湧かない
自分も全く同じ状態でした。
最初は本当に「丸投げで記事ができるかも」と思っていたんです。指示を投げれば、構成も文章も全部きれいに整って出てくる——そんなイメージでスタートしました。
ところが、出てきた記事は事実と違うことが書かれていたり、自分が伝えたい方向とは全く別のところに着地していたり。修正のほうがゼロから書くより時間がかかる、ということが何度もありました。
そこで気づいたのが、一次体験を入れる、事実を失敗も含めて伝えることが大切で、AIはそれを補うためのツールに過ぎないということ。気づくのに2週間ほどかかりました。
そこから切り替えたのが「走り書き→AIリライト」という順番です。これだけで景色が変わりました。それまで1本に2-3時間かかっていた執筆が、朝の30分枠で出せるようになったんです。時間が約1/5になった感覚で、毎朝のリズムに無理なく組み込めるようになりました。
Claude Codeブログ執筆ワークフローの全体像
シクミノタネで実際に回しているワークフローは、こんな流れです。
- おおばこ(自分)が走り書きを書く(10〜15分)
- Claude Codeにリライトを依頼する(5分)
- 追記欄を埋めて自分の体験を肉付けする(5〜10分)
- SEO監査を別エージェントに依頼する(3分)
- 公開してSNSに投稿する(5分)
合計で約30〜40分。朝の30分ルールにギリギリ収まる設計です。
ポイントは「走り書きを先に書く」こと。AIから書かせ始めると、構成自体はきれいに整うのですが、突拍子もないことが混ざったり、修正に時間がかかってしまいます。
逆に、自分の一次情報である走り書きを骨子に置くと、記事の方向性が最初からブレません。アイディア出しはAIに任せていいけれど、骨子は自分の言葉で持つ——この順番に落ち着くまでに、何回も失敗しました。
ステップ1:走り書きの書き方(一番大事)
走り書きで意識しているのは、シンプルに次の3つだけです。
- 一次情報と具体的な数字を入れる(「3,700種の在庫」「2時間→10分」など)
- 苦労したこと・実際に困ったことをなるべく入れる(カッコつけない)
- 多少の誤字は気にせず、ざーっと書く
文章の体裁は気にしません。箇条書きでも、口語でも、誤字脱字があってもOK。むしろ整っていない方が、AIリライト時に自分の体温が残ります。
音声入力で「話し言葉」のまま放り込む
走り書きに関しては、音声入力を使って話し言葉で入力していることも多いです。
他のClaude Code記事ではあまり見かけないやり方ですが、自分にとってはここが一番の時短ポイントでした。
音声入力はかなり誤字脱字が出ます。それでもClaude Codeは文脈からある程度読み取ってくれるので、誤変換はあまり気にしていません。
何より、文字を入力するより話すほうが、断然時間あたりの文字数が多くなります。同じ10分でも、キーボード入力の倍以上の情報量が出てきます。そして話し言葉のまま吐き出すと、より具体的で、自分らしい文章に近づきます。
「整った文章を書こう」と構えるとペンが止まりますが、「友達に喋るように話そう」だと止まりません。この差は思っていた以上に大きかったです。
ステップ2:Claude Codeにリライトを依頼するときの頼み方
走り書きが溜まったら、Claude Codeにこう頼んでいます(実際に使っているプロンプトのイメージ)。
「以下の走り書きを、シクミノタネのブランドボイスガイドに従ってリライトしてください。 読者は非エンジニアの現場リーダー。です・ます調。NGワード(素人・誰でもできる・儲かる)禁止。 走り書きの順序と固有名詞は変えないでください。」
ポイントは「ブランドボイスガイドを参照させる」ことと、「順序を変えるな」と明示すること。これを言わないと、AIは勝手に構成を組み直してきます。
出来上がりを必ず確認して、具体的に修正依頼する
リライトが返ってきたら、必ず一度通しで読んで確認します。自分の温度感とズレていないか、情報の内容に誤りがないか——この2点を中心にチェックします。
修正が必要な場合は、「ここをこう直して」と具体的な箇所を指定して依頼するようにしています。「もう一度書き直して」と漠然と頼むと、また別の方向に行ってしまうので。
口頭で依頼するイメージで言うと、「3段落目の『簡単に』を『手順通りやれば』に変えて」「最後のまとめは、自分はもう少し控えめに書きたい」といった粒度です。このひと手間で、AIリライトでも自分の声が残ります。
ここまで終わったら、ここで一度立ち止まって、シリーズの前の記事「走り書き→AIリライトで書く|非エンジニアのブログ術」を読んでおくと、リライトのコツがさらに腹落ちします。
ステップ3:SEO監査と公開、そしてSNS投稿まで
リライトが終わったら、別のエージェント(マーケ部のSEOリード)にSEO監査を頼みます。タイトル32文字以内・KW前方配置・H2にKW・内部リンク2本以上——このチェックリストを通すだけで、公開直後の検索流入が、監査なしのときと比べて1.5倍ほどになった記事もあります(※社内記事3本の比較感覚値で、厳密な統計ではありません)。
実際に使っているSEO監査プロンプト
監査エージェントに渡しているプロンプトは、ほぼこのままです。
「以下の記事ドラフトをSEO監査してください。 チェック項目:①タイトル32文字以内・メインKW前方配置 ②description 120-160字でメインKW含有 ③H2にKW含有 ④内部リンク2本以上+slug実在 ⑤NGワード(素人・誰でもできる・儲かる)未使用。 判定はA/B/Cの3段階で、改善点を箇条書きで返してください。」
毎回このプロンプトを使い回すだけで、抜け漏れがほぼなくなりました。チェック項目を「数字付きで」「箇条書きで」渡すのがコツです。文章で頼むと、AIが項目を1つ2つ取りこぼすことがあります。
SEOが苦手でも「任せられる安心感」がある
正直に言うと、自分はSEOについて過去にブログの本を読んだ程度で、あまりよくわかっていません。
本質的には有益な情報を発信すればいいと思っていて、そこは今も変わりません。ただ、実際にそれができているかどうかは自分では判断しづらいところです。
そこでSEO監査担当のエージェントがいると、ひとつ任せられるポイントができて、記事自体の質も上がる感覚があります。SEOを軽視しているわけではないけれど、専門知識が足りない自覚はある——その隙間を、AIの監査が埋めてくれている感じです。
「いったんAIの監査を通してあるから、検索エンジンにもちゃんと評価されているはず」という安心感。これは一人で書いていた頃にはなかった感覚でした。
SNS投稿の文面もまるごと任せる
公開後はX・Threadsに投稿。これもClaude Codeに「記事のURLとリード文を渡すから、X用とThreads用の投稿文を作って」と頼んでいます。
SNS投稿は今までほとんどしたことがなく、何を書けばいいかすら分からない状態からスタートしました。そんな自分にとって、記事内容から要約してくれるのは本当に助かっています。
文面作成だけで以前は20分かかっていたのが、3分に短縮されました。
まとめ:Claude Codeでブログを書く3つのコツ
要点を3行でまとめます。
- 走り書きを先に書く:AIに丸投げせず、自分の言葉(できれば音声入力で話し言葉のまま)を必ず先に出す
- ブランドボイスをAIに教える:トーンのブレは、ガイドを参照させるだけで激減する
- SEO監査とSNS投稿も任せる:執筆以外の周辺作業こそ、AIに任せると朝30分で完結する
Claude Codeは「執筆をラクにする道具」ではなく、「執筆のまわりにある雑多な作業を全部引き受けてくれる相棒」です。
2-3時間が30分に短縮できたのは、何か特別なテクニックではなくて、「走り書き→AIリライト→監査→公開」という順番を一度型にしただけ。型さえできれば、毎朝のルーティンに自然と乗ります。
書くこと自体は、やっぱり自分の体験と言葉から生まれます。そこだけは、AIに渡さないでおいてあげてください。
次のアクション(3段構え)
今すぐ試したい方
まずは10分、音声入力で走り書きを録ってみてください。整っていなくて大丈夫です。タイマーを10分にセットして、思いついたことを話すだけ。それだけで「走り書き→AIリライト」のスタート地点に立てます。
シリーズで体系的に学びたい方
このブログのClaude Codeシリーズ3記事を、上から順に読むのがおすすめです。
- Claude Code 始め方|30分セットアップ全手順(まず環境構築)
- Claude Code 使い方|非エンジニアが朝30分でやる5つのこと(日々の業務に使う)
- 走り書き→AIリライトで書く|非エンジニアのブログ術(執筆の型を作る)
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