非エンジニアの自分が、Claude Codeを動かせるようになるまでの手順を全部書きます。 ターミナルの真っ黒な画面が怖い人でも、つまずきポイントと、見落としがちなセキュリティ設定を先に知っておけば、朝の30分で踏み出せます。
前回の記事「『DXしろ』と言われた現場リーダーが最初にやった5つのこと」を読んでくれた方の、次の一歩として書いています。
Claude Code 始め方に不安を感じている非エンジニアの方へ
こんなことで困っていませんか。
- 「Claude Code」という名前は聞くけれど、ChatGPTと何が違うのかよくわからない
- 自分のPCに何かインストールするのが怖い。ターミナルの真っ黒な画面で固まりそう
- セットアップに何時間かかるかわからない。朝の30分で詰まったら他の仕事に響く
自分も全く同じ状態でした。 Windowsで初めてPowerShell(ターミナル)を開いたとき、画面が真っ黒で、正直「うわっ、無理かも」と一瞬たじろいだのを覚えています。 公式のホームページを見ながら、Node.jsもどこから入れるかよくわからないまま、まんま入れてみた——というのが本当のスタートでした。
この記事では、その状態からClaude Codeが動くようになるまでを、つまずきポイントごと時系列で書きます。
自分の場合は、リベラルアーツ大学(リベ大)の両学長が紹介していた「エージェント型AIがすごい」という話を聞いたのが、Claude Codeを知る最初のきっかけでした。 そこから公式サイトに飛んで、「これ、自分でも動かせるんだろうか」と試しに調べ始めたところからスタートしています。
Claude Code 始め方|セットアップで非エンジニアがつまずく5つのポイント
手順に入る前に、自分が実際にぶつかった壁を先に書きます。 先に知っておくだけで、心理的なハードルが半分くらいになります。
- ターミナル(真っ黒な画面)を初めて開くときの拒絶反応
- Node.jsって何?というレベルで、公式サイトのどこから入れるか迷う
- ターミナルで「claude」と打っても最初は出てこない
- APIキーをどこから取って、どこに貼ればいいかわからない
- セキュリティ設定(学習に使用しない・位置情報・.env)の存在を知らずに進めてしまう
このうち5番目が、今振り返ると一番大事だったところです。 ここから先は、この5つを1つずつ潰していく構成です。
正直なところ、自分はセットアップ中、ターミナル(Windows版)を入れて真っ黒な画面の中で「claude」とコマンドを打ったら、すぐに出てくると思っていました。でも、最初は全然出てこなかったのです。 「あれ、入れ方を間違えたかな」と何度も公式ホームページに戻って読み直したのが、最初の足踏みでした。
Claude CodeとChatGPTの違い|非エンジニア視点でClaude Code 始め方を整理する
そもそもClaude CodeとChatGPTは、似ているようで使う場面が違います。 非エンジニア視点で乱暴にまとめると、こうです。
- ChatGPT:ブラウザで完結。自分のPCのファイルは触れない(基本)
- Claude Code:自分のPCにインストールして使う。自分のPCのファイル・フォルダを直接触れる
「自分のPCのファイルを触れる」というのが、現場リーダーにとっては地味に大きな差分です。
たとえば、こんな使い方ができます。
- 自分のExcelやスプレッドシートを読ませて、要約・集計してもらう
- GASやPythonのコードを書いてもらって、その場で保存・実行
- 業務マニュアルのフォルダごと読ませて、新人向けのQ&Aを作ってもらう
ChatGPTでも似たことはできますが、ファイルを毎回アップロードする手間が省けます。 朝30分の作業時間しかない現場リーダーには、この差は意外と効きます。
Claude Code 始め方の【30分内訳】を時系列で見せます
ここからが本編です。 所要時間は4ステップで合計30分。
なお、この記事ではターミナル(npm)でのセットアップ手順を書いていきます。 Claude Codeにはデスクトップ版(アプリ形式)もあり、ターミナルの真っ黒な画面がどうしても苦手という方は、そちらも選択肢になります。
0-5分|Node.jsをインストールする(ターミナル初体験)
Claude Codeを動かすには、まずNode.jsというものが必要です。 「Node.js」は、料理で言えば「コンロ」のような土台です。Claude Codeはその上で動きます。
手順は3つだけ。
- Node.js公式サイト にアクセス
- 「LTS」と書いてある方をダウンロード(安定版という意味)
- ダウンロードしたファイルを開いて、画面の指示通りに「次へ」を押すだけ
Windowsの方は .msi ファイル、Macの方は .pkg ファイルが落ちてきます。
ダブルクリックして、あとはインストーラーに任せれば3分で終わります。
ちなみに自分は、ここで「LTS」と「Current」のどちらが安定版か迷いました。 画面に「Recommended For Most Users」と書いてあるほうがLTSなので、そちらを選べば大丈夫です。
5-15分|Claude Codeコマンドを入れる(真っ黒な画面との初対面)
ここで初めてターミナル(Macは「ターミナル」、Windowsは「PowerShell」)を開きます。
Windowsの場合、PowerShellを起動すると画面が真っ黒で、初見だと正直怖いです。自分も、最初は身構えました。 ただ、打つのは1行だけです。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
これをコピペして、Enterキーを押すだけ。 インストールが終わるまで、1〜2分くらいコーヒーを飲んで待ちます。
ここで自分が一番ハマったのは、入れ終わった直後にターミナルで「claude」と打ったのに、何も反応しなかったことでした。 公式ホームページを何度も読み直して、「Node.jsのバージョンが古いかも」「PowerShellを再起動しないと反映されないかも」と試して、ようやく動いたときは、思わず「なんだ、これだけのことか」と拍子抜けしたのを覚えています。 入れた直後に動かないときは、一度ターミナルを閉じて開き直すと反映されるパターンが多いです。
自分の場合は、Windowsのノートパソコン(Windows 11)でセットアップしました。
PowerShellを起動して npm install -g @anthropic-ai/claude-code を打ったあと、すぐに claude と打っても何も反応がなくて、しばらく固まりました。結局、PowerShellを一度閉じて開き直したら、あっさり反応するようになった——というのが自分の答えでした。
15-25分|APIキーを設定する
ここが一番つまずきやすいポイントです。
- Anthropicのコンソール にログイン
- 左メニューの「API Keys」を開く
- 「Create Key」ボタンで新しいキーを発行
- 表示されたキーをコピー(この画面を閉じると二度と表示されません)
- ターミナルに戻って、初回起動時に貼り付ける
APIキーは、いわば「自分専用の入場券」です。 誰かに見られると勝手に使われて課金されるので、メモアプリにそのまま貼り付けず、パスワード管理ソフトに入れておくのが安心です。
このAPIキーをどう保管するか、というのは後述するセキュリティ章にも直結する話なので、面倒でもこの段階で一度立ち止まる価値があります。
25-30分|初回起動で「Hello」を返してもらう
ターミナルで、こう打ちます。
claude
初回はAPIキーを聞かれるので、さっきコピーしたキーを貼り付け。 そのあと、こう打ってみてください。
Hello、自己紹介してください
返事が返ってきたら、セットアップは完了です。 「真っ黒な画面が怖い」状態から、ここまで来られればまず一山越えています。 ここまで来れば、Claude Code 始め方の「怖い区間」はもう終わりです。
最初の感動|「資材管理、これ作れないかな」が動いた瞬間
動くようになっただけだと、「で、何ができるの?」で手が止まります。 ここから先は、自分が最初に何を作ったか、という話です。
前回の記事「『DXしろ』と言われた現場リーダーが最初にやった5つのこと」で書いた通り、自分はずっと現場で資材の在庫を手入力で管理していました。 朝、現場に着いてから前日の入出庫を紙の伝票から拾ってExcelに打ち込む——あの時間を、ずっと「もっとどうにかならないかな」と思っていたのです。
Claude Codeが動くようになった日、頭の中にあった「資材管理するシステム、これ作れないかな」と一行だけ投げてみました。 そうしたら、テーブル設計から入力フォーム、簡単な集計まで、骨組みを一気に書いてくれたのです。 正直、拍子抜けしたくらいあっさりでした。「これは使える」と、その瞬間に思いました。
自分の知識がなくても、行動(指示)を書いていけばコードを書いてもらえる——ここでどんどんハマっていきました。 前回の記事で書いた「在庫管理の自動化」に、ここで初めて具体的な手応えが乗った瞬間でした。
実際に最初に組んだ在庫管理の中身は、別記事にGASスプレッドシート在庫管理サンプルとしてまとめてあります。サンプルだけ先に眺めたい方はそちらからどうぞ。
自分が最初に作ったのは、資材在庫を管理するアプリでした。 プログラミングの知識がない自分でも、本当に動くものができるのか——最初は正直、半信半疑でした。 それが、GASを組み込みながら挙動を一つひとつ確認できたとき、「本当に動いた」と気づいた瞬間が、一番最初の感動です。 そこからはもう、やりたいことを言葉で正確に伝えるだけで形になっていくのが楽しくて、どんどんハマっていきました。 言葉で正確に伝える側の責任はありますが、自分の頭の中にあるものを言葉だけで動くものに変えられる——Claude Codeのようなエージェント型AIって、本当にすごいんだなと、ここで初めて腹落ちした感覚でした。
このあたりの「指示の出し方そのもの」については、関連記事のバイブコーディング入門|AIに業務を頼むときの言葉選びに詳しくまとめています。
Claude Code 始め方の次に気になる「コスト」と注意点
セットアップが終わってから一番気になるのは「これ、月いくらかかるの?」だと思います。 ここは、自分の実体験そのままで書きます。
最初は、Claude Proプラン(月20ドル・約3,000円)から始めました。 「いきなり大きい契約はちょっと怖い」というのと、「まずは小さく試したい」という気持ちが正直なところだったので、一番下のプランから入ったのです。
ところが、月20ドルのプランのまま進めたかったのに、思うように進められない場面が増えてきました。 具体的にどこが詰まったかというと、Claude Codeに任せたい処理量に対して、Proプランの枠が足りない感覚があった、という言い方が一番近いです。 ちょっと長めの作業を頼むと、途中で待ち時間が入ったり、続きを別の日に回さないといけなかったり。「これだと、業務で使う土台にはしづらいな」と感じました。
そこで思い切って、Maxプラン(月100ドルから・約15,000円〜)に切り替えてみました。 正直、月100ドルというのは、自分にとって決して安い金額ではありません。切り替えるボタンを押す前に冷や汗をかいたくらい、何度か迷いました。
切り替えてみた結果は、はっきり言ってサクサク動くようになった、です。 Proで詰まっていた長めの作業も、待ち時間で手が止まることがほぼなくなりました。 基本的な作業はClaude Codeに任せておいて、自分はその間に他の仕事や、判断が必要な部分に集中できる——この状態を作れたのが、Maxプランに切り替えて一番助かっているところです。
正直に書くと、月100ドル(約15,000円)はかなり高いと思っています。今でもそう思います。 ただ、これだけのことを自分の代わりにやってもらえるのは、Claude Codeあってこそだとも感じています。 高いのは高いのですが、満足のいく使い方ができている、というのが今の本音です。
非エンジニアが業務で使う範囲の目安としては、こうなります。
- Claude Pro:月20ドル(約3,000円)。まずは小さく試したい人向け。処理量が増えると物足りなくなる場面はある
- Claude Max:月100ドルから(約15,000円〜)。業務の土台として毎日使うなら、こちらのほうがストレスなく回る
「いきなり月100ドルは決められない」という方は、Proから始めて、自分の使い方で本当に詰まるかどうかを見てから上げる、という順番で問題ありません。自分もその順番で進めました。
Proでどこまでやれるか・どこから物足りなくなるかについては、関連記事のバイブコーディング入門|AIに業務を頼むときの言葉選びで扱った「指示の出し方」と合わせて読むと、自分の使い方で詰まるかどうかの感覚がつかみやすいはずです。
Pro月20ドルで本当に元が取れるかの検証は、別記事で予定しています(準備中)。今はまず、Pro→Max切替を実際に経験した自分の体験談として参考にしてください。
最重要|Claude Code 始め方とセットで押さえたいセキュリティ4点
ここが、自分が一番伝えたいところです。 セットアップが終わって動き始めると、つい嬉しくて色々なフォルダを触りたくなります。でも、その前に必ず確認してほしい設定があります。
正直に書くと、自分はこのセキュリティの部分は、ちょっと調べてからやった、という感じでした。
最初は .env化やsandbox(サンドボックス)化という言葉自体、よくわかっていませんでした。
ただ、業務のファイルを触らせる以上、公開になってしまったり個人情報が漏れたりするのが本当に怖い——という感覚は最初からありました。
調べた結果、自分が「最低限ここは押さえたほうがいい」と思った4つを書きます。
1. 「学習に使用しない」のチェック(最重要)
Anthropicのコンソール(console.anthropic.com)にログインし、設定(Settings)の中にある、入力データを学習に利用するかどうかのオプションを必ず確認してください。 業務情報を扱う以上、ここを「学習に使用しない」状態にしておくのが大前提です。 自分が最重要だと思っているのは、このチェックです。
2. 位置情報を一応オフにしておく
PCのOS側の設定で、位置情報の共有をオフにしておくのも、念のためおすすめです。 ターミナル系のツールから直接位置情報が出ていくわけではありませんが、業務利用するなら「不要な情報は外に出さない」を原則にしておく方が安心です。 失敗しないようにするためには、こうした周辺の設定を一度棚卸ししておくのが効きます。
3. APIキーは .env ファイルに分ける
APIキーや、業務のパスワード・接続情報は、コードの中に直書きしないこと。
.env という設定ファイルに分けて入れておいて、コードからはそのファイルを読みに行く、という形にします。
そして、.env を絶対にGitHubなどの公開リポジトリに上げないこと。
.gitignore というファイルに .env を1行書いておけば、誤って上げてしまう事故を防げます。
4. 「触っていいフォルダ」を最初に決める(sandbox化)
これはClaude Code特有の話です。Claude Codeはターミナルから起動した「今いるフォルダ」を基準に動きます。
いきなり業務フォルダで試すと、意図しないファイル変更が起こり得ます。
デスクトップに claude-sandbox のような専用フォルダを作り、最初の1〜2週間はそこだけで触ること。これだけで事故率はかなり下がります。
セキュリティの話をまとめると、こうなります。
- 「学習に使用しない」を必ずチェック(最重要)
- 位置情報は一応オフにしておく
- APIキーは
.envに分けて、公開しない - 触っていいフォルダ(sandbox)を最初に決める
このあたりは、正直、自分も後から調べて知ったことばかりです。これからClaude Codeを使う方には、この4点だけは、動き始める前に必ず確認しておいてほしい、というのが本音です。
セットアップが終わったあとの「次の一歩」
Claude Codeに慣れてきたら、次は自分専用のAIチームを作る段階に進めます。 自分の場合は、Claude Codeに役割(秘書・マーケ・経理など)を持たせて、AIカンパニーのように運営しています。
→ ピラー記事:Claude Codeで自分のAI会社を作った話
ブログで発信もしていくなら、サーバーやドメインの環境も整えるとさらに進めやすくなります。 → 関連記事:Cloudflareで独自ドメインを取得した手順
まとめ|Claude Code 始め方は「最初の5分」と「セキュリティ4点」が肝
要点は3つです。
- セットアップは合計30分。本気で怖いのは最初の5分(ターミナルの真っ黒画面)だけ
- ChatGPTと違って「自分のPCのファイルを触れる」のが、現場リーダーにとっての価値
- 動いた後は、必ず「学習に使用しない」「位置情報」「.env」「sandbox」の4点を確認してから業務に使う
明日から1つだけ試すなら、Node.jsのインストールから始めてください。それだけで一歩進めます。 そこから先の「APIキー」と「セキュリティ4点」は、Node.jsが入った勢いのまま、同じ30分の中で必ず片付くサイズです。 「Claude Code、名前は聞くけど怖そう」と感じていた30分前の自分に、「真っ黒な画面さえ越えれば、あとはセキュリティだけ気をつければ大丈夫だよ」と伝えたい——というのが、今の正直な気持ちです。
セットアップが終わったら、次は自分用のAIチームを作る段階に進めます。 → Claude Codeで自分のAI会社を作った話
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